前年に引き続き、大阪市社会福祉研修・情報センター様においてGOKAN療育プログラム研修をお届けさせていただきました。
今回のテーマ
ー「障がい」と可能性について考えるー
ご参加くださったのは大阪市内の障害児通所支援事業に携わる36名の皆様です。
コロナ禍ということもあり、ソーシャルディスタンスを保つ慣れない環境の中だったと思いますが、
皆様最後まで真剣な眼差しで参加してくださったお姿がとても印象的でした。
前年度までは、グループディスカッションなど交えながら、ワイワイと会話や笑顔が飛び交う研修をお届けしておりましたが、今年度は個人ワークに切り替え、じっくりご自身の考えと向き合っていただく形に切り替えました。
「話せないメリットって何だろう?」
一見マイナスな印象を持つ「話せない」からメリットを考える。
難しい。
思いつかない。。。
そんな言葉も当たり前ですが会場から聞こえてきました。
正解はないのでしょうか?
いいえ。
答えはきっと人の数だけあります。
「動けないこと、話せないこと」をプラスに捉え、
大学講師として、また企業研修等彼が彼として生きている事によって、今社会の役に立てていると感じることで、
自分を信じ、未来に夢や希望を見出し、笑顔で「自分を気に入っている」という脳性麻痺の息子、亮夏(21歳)
動けないけど社長。話せないけど大学講師。
アイドルもひっくり返るようなキャッチコピーを掲げた重度脳性麻痺の彼と生きてきた過程、
またその中での気付きや学びをお伝えする事で、少しでも皆様のお仕事のヒントになればと、心を込めてお話させていただきました。
私の研修は、何かHOU TÖをお伝えするようなベーシックな形の研修ではありません。
きっと戸惑われた方もいらっしゃったのではと思います。
ですが、感想を拝見させていただくと、
「思っていたものとは違ったが、とても良かった。」
「療育の根本的な大切なことに気が付けた気がする」
「子どもも、自分自身も一人の人間なんだと感じることができた」など、
皆様それぞれ感じ取ってくださったことが分かり、大変嬉しく思います。
沢山の感想を寄せていただきありがとうございました。
このような社会情勢に中、会場に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
また、様々なご事情で残念ながらお会いできなかった皆様、次回お会いできることを心待ちにしております。
最後に、準備から後かたずけまでご尽力くださいました大阪市社会福祉研修・情報センタースタッフの皆様、このような素晴らしい機会を頂き心より感謝いたします。
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