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【講演】宝塚発達コミュニティー「花」様×畠山織恵トーク&ファッションセミナー報告

■子どもと同じくらい、自分の事も大切にしてほしい。

 

一昨年まで、障がいある子育て中の女性に向けてご提案させて頂いていたファッションカウンセリング。

 

ファッションカウンセリングを始めたきっかけは、10年以上前の自分自身の経験がありました

 

 

小学生の頃、私服登校だったこともあり、子どもの時から洋服選びが好きでした。

 

19歳で結婚するまでもおしゃれには気を使っていた方で、

友達とお買い物に行っても「洋服選んでくれへん?」と言われることがよくありました。

 

ところが結婚後、長男が生まれると毎日の暮らしは激変!

昼も夜も泣き通し、ミルクも飲まない、寝ない彼。

用事もできない、家事もままならない!

 

生後10か月ごろ『脳性麻痺』と診断されてからはリハビリの毎日で

 

私は子どもが全ての毎日なのに、夫は思ったように手伝ってくれない。

付き合いだなんだと出ていくし。

だからけんかが絶えない。

 

むむむ。

こうなったのはこの子のせいだ。

いや、自分が出来損ないだからだ。

 

障がいある子の母なんだから、もっとしっかりしないと。

妻なんだから家事も完璧にしないと。

 

家出同然に家を飛び出した私に、帰る場所なんてないんだから。

私が選んだ、人生なんだから。

 

だけど、どうしようもなくイライラして、無性に悲しくて、泣いて、怒って

ふと鏡に映った自分と目が合いました。

 

スウェットパンツ×トレーナーに身を包んだ、怖い顔の私がいました。

 

私は、私が知らない間に、知らない私になっていました。

なにこれ…

 

アカーン!!!

 

そこで、タンスの奥深く眠りこけていたスカートを引っ張り出し

スニーカーからヒールに履き替え、お化粧もきちんとして町に出たら、

びっくり!いつもの町が違って見えました!

 

 

車椅子を押す私や息子を見る人の目も、

『私や息子がカワイイから見てるんだ!』と思えて、全く気にならなくなりました。

 

気持ちに余裕ができたからか、けんか腰に夫と話すことも減り、息子にも笑顔で接する機会が増えました(^^)

 

私自身が18年間、脳性麻痺の長男との生活の中、

自分のファッションに気を配ることで、毎日の笑顔を手に入れる事ができた!!

 

そんな経験がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


■ファッションが変われば何かが変わる

『自分らしさとは何か?』

 

同行ショッピングを通じ

心の声に耳を傾けるきっかけを、1年半で100名を超える皆様にお届けさせて頂いてきました。

 

新しいファッションに身を包み、嬉しくて涙を流される方。大喜びで飛び跳ねる方!

 

「毎朝鏡に映る自分が好きになった!」

「子どもにママ可愛いって褒めてもらえた!」

 

新しいファッションとの出会いをきっかけに、

事業を起こしたり、大切な事を決断された方もいらっしゃいました。

 

ファッションから生み出される大きな力を痛感する毎日でした。

 

昨年は療育活動に専念するため、

一旦ファッションのご提案を休業させていただいておりましたが、

本年より社会福祉貢献の一つとしてご要望がございました際にのみ、お受けさせていただく事にいたしました(^^)

 

 

そして今回、宝塚発達コミュニティー「花」代表 小林ヒカリ様より

「障がいある子どもを育てているお母さまにも、子どもだけではなく、少し視点を変えて自分の事も見つめてもらえるきっかけが欲しい」と、トーク&ファッションセミナーのご依頼を頂きました♪

息子とのこと、夫婦にこと、自分自身の在り方についてのお話と

会場からモデルを募ってのデイリーワンポイントアドバイス!

 

「気付けば同じような服ばかり買ってしまう。」

「いつもの公園styleをおしゃれにしたい!」

「ワンパターンの通勤スタイルに変化をつけたい!」

 

大阪、神戸、宝塚等、

足元悪い中多方面からご参加くださいました14名の皆様と、ファッションを通じてとても楽しい時間をご一緒させていただきました(^^)

 

 

 

 


ーセミナー感想を一部ご紹介させていただきますー

■『子どもには子供の人生を、堂々と生きて欲しい

 

織恵さんはいつも、明るく元気で、パワーをもらっています!

ありがとうございます!

 

私も自分自身親のレールにひかれて『こうあるべきだ』と言いつけられて、育てられてきたので、自分自身母親になってずっと辛かった。苦しかった。誰にも甘えられなかった。

 

でも、

『自分を大切にする』という事。

子どもには子供の人生を、堂々と生きて欲しいと思えました。

 

子どもが「やりたい!」と思ったことを素直に応援できるママになりたいと思いました!

 

ー大阪在住・保護者&支援者様ー

 


■『娘にもしかしたら、私の考えを押し付けていたかもしれない』

 

織恵さんのお話全てが心に残っています。

 

ですがその中でも

「誰でもない、自分を生きる。」

「自分がどうしたいか。自分がどうありたいか。」という言葉が一番心に残っています。

 

娘にもしかしたら、私に考えを押し付けていたかもしれません。

 

もっと娘の言葉を聞き、様子を見て、

『この子がどうしたいのか。どうありたいのか。』を考えられる母になりたいと思いました。

 

息子さんのお話、織恵さんの生い立ちに涙・涙・涙…でした。

 

今日であえてお話が聞けて良かった!

息子さんにも会ってみたいです(^^)

 

私も日々大変なこともあるけれど、娘たちにとって自慢の母でありたいです!

 

ー西宮市在住・保護者&支援者様ー

                                 


■『(帰り道)世界が違って見えました!』

 

本日はありがとうございました。

もう、感動と元気と勇気と色々な物を沢山いただきました。

 

色んなことを、ぽーん!と押してもらえました!

 

来られていた方も素敵な方ばかりで、とても温かい空間でした。

 

かけるメガネが変わったのか、(帰り道)世界が違って見えました!

 

セミナーの後、なんと夜の7時までショッピングモールでお買い物しました!

(我慢していた反動で桁が外れました(笑))

 

(子どもがいない)お一人様ランチの写メを母に送っていたのですが、

「何事や?!家出か?!」と返事がきました(笑)

 

帰りにお花を買いました。

『新しい自分へ一歩!』の記念です。

 

自分のために花を買ったのは生まれて初めてです!(ずっと欲しかったけど我慢していました)

 

小さな一歩一歩が『自分も大好き』に繋がって、それが家族の笑顔に繋がればと思います。

 

これからもよろしくお願いします!                   

 

ー神戸市在住・保護者様ー

ご自身のために初めて購入されたお花とイヤリング


「もっとファッションの話聞きたかったな。」

「女子会みたいで楽しかった!」

 

ご紹介しきれないほどの沢山の嬉しいメッセージを、ありがとうございました!

 

子どもの事は大事です。

目の前の心配事があれば、自分の事にまで目がいかなくて当然だと思います。

 

ですがもし、

「なんだか上手くいかないな。」

「何かきっかけが欲しいな。」

「変化したいな。」

 

自分ではどうしようもない感情が心の中に芽生えた時は、いつものファッションを少しだけ変えてみる事をお勧めします(^^)

 

パンツをスカートに変えるだけでいいし、スニーカーをヒールに変えるだけでいいんです。

 

そして、いつもなら入らないようなお店に入って、ずっと気になっていた小さな可愛い雑貨を一つ買ってみる。

 

それを自宅の目につくところに置いておくんです。

 

いつもを少し変えてみる。

 

そこから何かが動き出すはずです♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

改めまして、こんな嬉しい出会いをくださいました宝塚発達コミュニティー「花」さま。

小林様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!

 

またの機会を楽しみにしております(^^)