
「こんにちはー!!」
扉を開けると、中から子ども達の大きな挨拶で出迎えてくれるのは、大阪羽曳野市放課後等デイサービス【COCOはびきの】kidsの皆様さまです(^^)
「織恵先生、テレビみたでー!」
「僕もみたでー!」
「今日は何すんの?」
「何持って来たん?」
顔いっぱいに笑顔を浮かべて駆け寄ってくれるCOCOはびきのkids!
私もすっかり嬉しくなってしまいました(^^)
発達障がいに有効なサッカー療育を通じ、子どもたちへ『諦めない心』、『挑戦し続ける素晴らしさ』をお伝えしている【COCOはびきの】さま。
今年一番【COCOはびきの】さまへお届けするプログラムは、
・発信力
・表現力
・想像力
・協調性
・感情のコントロール
5つの力の育みを重点にプログラム構成しました。

「なにかなBOXやー!」
みんな大好き!その名も『なにかな?BOX』
COCOはびきの様ではこの『なにかな?BOX』を
・触るグループ
・考えるグループ
2グループに分かれてチャレンジします。
〈触るグループ〉のお子様は、それが何か見えない状況(箱の中に入っている季節の食材)で、手指の感触だけで感じた『感覚情報』を言葉にして〈考えるグループ〉の子ども達に伝えます。
〈触るグループ〉のお子様との約束は4つ。
1、順番を守ること
2、箱の中身を取り出さない事
3、箱の中をのぞかない事
そして
4、『箱の中が何か分かっても、絶対に言わない事』
これがまた難しい(笑)
ついつい言いたくなる!
その感情をコントロールし、かつ感覚(感情)を言語化することに徹します。
一方〈考えるグループ〉のお子様は、言われたキーワードをもとに、それが何か、メモを取り、絵にして考えます(^^)

〈触るグループ〉から出たキーワードは
・なんかつるつるしてる
・冷たい
・葉っぱみたい
・つぶつぶしてる
・きもちいい
・しっぽみたいながある
・なが~い~
・根っこみたいながある
「なんやこれ!」
「じゃがいもちゃう?」
「でも長いってゆーてるぞ」
「しっぽって、根っこの事か?」
絵にしながらみんなで
あ~でもない、こ~でもないと文字通りの「頭を突き合わせ」考えます。
にんじん?だいこん?
2つに分かれた意見。
子ども達は譲ってみたり、主張してみたりしながら、意見を1つにまとめます。
「正解はなんだ?」
私の掛け声に
「せーの、大根!!!」
掛け声とともに〈触るグループ〉が箱を開けると・・・
「いえーい!!大根、正解~!!」
伝わった喜び。
分かった喜び。
こうしたそれぞれの成功体験を通じて
発信力、想像力、協調性、感情のコントロールを育んでゆきました(^^)

ワーク最後は、今月の絵本「一二支のおはなし」に出てきた
『子・互・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥』を粘土で制作しました。
顔だけ作る子、体まで作る子、そのままの色を活かす子、色を付ける子、色を混ぜる子、上から塗る子・・・
様々な表現方法で自由に感性をワクワクしながら表現!
「それどうやって作ったん?」「ボンド化してくれる?」
制作を通してコミュニケーション力を育みます(^^)
「完成ー!」

それぞれの違いをしり、認め、尊重し合う。
そんな学びや環境は、子ども達が「自分であること」を安心して受け入れ、様々なことに対してチャレンジできる『心の強さ』、そして友達や仲間に対する『やさしさ』を育みます。
ワーク終了後、近くに来てくれた2人の男の子に
「どれが楽しかった?」
そうたずねました。
するとAくんは
「えーとな・・・」と考えているその横で、B君が「どれも、全部楽しかったで!」といいました。
それを聞いたA君は、はっ!!とB君の顔を見てこう言ったのです。
「そっか!うん、全部楽しかったで!」
(笑)
社会性も学び合い(笑)
【COCOはびきの】様、いつも温かいサポートをありがとうございます!
来月もよろしくお願いします!
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