
■色で感じる。色を感じる。
6月17日土曜日。
定期ワークを開催させていただいております、大阪豊中市放課後児童デイサービス『Primo』さんへ【GOKAN療育プログラム】6月ワークをお届けにあがりました。
6月の導入絵本
『あめふりくまのこ』の世界から、冒険が始まりましたよ♪
今月のテーマは『色』です。

赤い雨が降ったら、どんな味すると思う?
「とまと!」
とまとかー!
じゃあ緑やったらどんな味かな?
「やさいー!」
発語できる子が先頭を切って発言します。
それを発語が難しいお子様が耳にすることで、自分の中にあるイメージを広げます。
自然な流れの中で、それぞれの学びや気付きを育んでゆきます。
●色を混ぜたらどうなる?

「青と黄色を混ぜたらどうなると思う?」
むむむ?
急に黙り込む子ども達(笑)
よし!実験スタートです!
指定された色での絵の具遊びは経験のある子も、
自由に混ぜたり遊んだり。
そんな色遊び経験が少ない、発達に偏りを持つお子様も実は少なくありません。
知識もいいけど、経験はもっと大切。
実際に絵の具を手に取って混ぜてみましょう!
Sくんは『黄色』と『緑色』を混ぜると決めました。
さあ、どうなったかな?

カップを手に取り、注ぎます。
まずは黄色。
そして緑色を上から注ぐと・・・
わあ!
色が変わったね!
これは・・黄緑色だ!

緑+黄色=黄緑色
という知識はあるかもしれません。
ですが実際に、緑色に黄色を足し、混ぜてみる。
色が次第に混ざり合って、やがて鮮やかな黄緑色へと変化してゆく・・・
目の前で起こる変化を、リアルな体験として肌で感じた子どもたちの目は輝いています。
人から聞いたものでもない。
TVで見ただけでもない。
実際に体験した事は、嘘偽りのない自分の物です。
その経験は子どもたちの内なる自信となり、自分らく生きてゆくための大きな力となるに違いありません。
『知ってる』と『感じる』は別物
腕を大きく前に振ったらね、持っていた物は前に飛ぶんでしょ?
知ってるよ。
見たことあるもん。
そうね、そうだね。
でも、実際にボールを持って投げたり、
何かを意識して飛ばしたりといった経験が少ないと
『動きと飛距離』との連動性や、
自身の腕や指先の動きから、はるか彼方に飛んで行く紙飛行機を飛ばすような感動を実質的にイメージすることが難しくなります。
『知っている』と『感じる』は別物なのです。
そこで今月の制作では、『動きと飛距離の連動性』を
絵の具を使って体験!
テーマは『ぼくの・わたしの町Primoに雨が降る!』

初めに作った色水を筆にふくませたら、
それ~!!
ばしっ!
振り下ろした筆から絵の具が、真っ白な紙に弧を描きます。
「おおおおおお・・・」
声にならない仲間たちの歓声に、一番手にやってのけたお子様はにんまり。
そうなるとあちこちで
ぱしっ
ぽたっ
色とりどりのてんてんてんが、自分たちの町に見立てた模造紙を彩ってゆきます。

絵の具遊びが苦手だったお子さまも、みんなの楽しそうな様子につられてついつい参加・・・
そしたらこの表情に♪

一人だったら気付けなかった楽しさも、仲間がいたから気が付けた。
お子さまはもちろんですが、サポートする側にも、
「この子は〇〇が苦手だから違う遊びをしよう」等、子ども達の事を知れば知るほど
そこにはある種の『思い込み』が生じがちです。
知らず知らずのうちに、子ども自身が持つ可能性に線引きしてしまう事があるのです。
そんな思い込みや線引きがないグループ療育は、
隠れてしまっていた子ども達の新たな可能性や『楽しい!』『好き!』を見つけやすい取り組みでもあります。
お子さま。親御様。
そして子どもたちに関わる支援施設スタッフ等皆様に
日々の関わりにおいて、この場の気付きを積極的にご活用いただいております(^^)
子ども達一人一人が持つ力を、
楽しく引き出す体験型発達療育プログラム【GOKAN療育プログラム】
6月のPrimo作品は、子ども達の
「できた!わかった!」の笑顔がいっぱいに詰まった作品となって完成しました!
Primoスタッフの皆さん、今月も温かいサポートを有難うございました!
次回7月ワークもお楽しみに~!

知らない⇒『知ってる!』へ。
分からない⇒『分かる!』へ。
できない⇒『できる!』へ。
全ては体験と経験から生まれます。
仲間と育む最高に楽しい体験型発達療育【GOKAN療育プログラム】
ぜひ皆様も体験してみませんか?