保育士がいれば療育セラピストはいらない?

■保育と療育

『保育のプロ』といえば保育士さんです。

 

現在保育施設やデイサービスなどでご尽力されている保育士の皆様も、きっとそれぞれ熱い思いをもって保育士資格を取得され、奮闘しながらも、日々子どもたちのため、お母さまのためと、ご自身の夢を日々紡いでいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

そして療育。

発達に偏りが見られるお子様と関わる大切な目線の一つです。

 

 

しかしこの2つの目線【保育と療育】について、『その明確な違いは?』

と尋ねられると、『むむむ!』なんて方も少なくありません。

 

 

そこで今回はこの【保育と療育】について、考えてゆきたいと思います。


■支援施設スタッフさんの現状

 

ではまず、支援施設の保育士さんの日常を思い返してみます。

 

送迎・お風呂・散歩・療育・保護者とのコミュニケーション・デスクワーク・日々の報告や雑務、毎日の安全管理に運営まで・・・

 

日々子どもたちとの関わりを軸に、スタッフの皆様の日常は多忙を極めます。

これほどまでに多忙な毎日を一体どのようなモチベーションで乗り切られているのでしょうか。

 

 

そう、きっと

「子どもたちが好き、この仕事が好き」

 

ここなんですよね。

 

保育士さんや看護師さん、OT,PTさんなどの専門職に就かれていらっしゃるみなさまで、

「なんとなくそれになった」

という方は少ないのではないでしょうか。

 

きっと何か思いがあって、その仕事に就かれてのではないか、そう思います。

 

現在の支援施設の現状はあちこちから悲鳴が聞こえるほど多忙です。

毎日目の前の出来事や、日々の雑務に追われ、体がくたくたになっていても、それでも頑張れるのは、きっとその『想い』があるから。

 

 

みなさん、プロなんですね。

それだけでなく、施設での運営や活動にも責任者や管理者としてご活躍されている方も多くいらっしゃいます。

 

 

しかし一方、目の前のお子様に対し

 

●もっと見てあげたいのに・・

●こんな事もやらせてあげたいけど・・

 

保育士や自身の経験を活かし、関わろうと思っても、

 

『あれ?この子こんな事前にできてたっけ?どうだっけ?』

 そんなことが頭によぎっても、

今は片づけさせなければならない。

 

目の前の仕事に追われて、発達についてじっくり感じたり、考えたり

その子の気持ちに寄り添う言葉がけをしている時間もない。

 

 

 

こどもの気持ちや発達に寄り添いたくても

現場を回すことを優先せざる得ない現状がある。』

 

 

 

もっと子どもたちと向き合ってあげたいのに。

もっとやってあげたい事がいっぱいあるのに。

それがかなわない現状に心悩まされているスタッフさんは、決して少なくありません。

 

 

 

 


■「これなら私たちもできます。」

では一度今回のテーマである【保育と療育】について考えてみます。

 

保育/月齢、年齢別指導要綱に元ずく指導。集団生活、集団行動による社会性、協調性の育み。

 

療育/特性、発達状況に合わせた専門的指導。より細やかなアプローチで将来の自立を促す

 

 

 

同じ子どもに関わる目線でも、こうして比べてみるとその違いがわかりますね。

 

保育と療育。

どちらが良いということではなく、どちらも子どもたちにとって必要な目線です。

 

一言で言うと、保育は集団との関わりの中でのアプローチを。

療育はより個人レベルで関わる中での専門的アプローチ、といえます。

 

しかし一見、療育ワークはただの『楽しい遊び、保育の延長』とみられやすいのです。

 

以前、私はワークを見学に来られた、とある支援施設保育士さんにこう言われました。

 

『これだったら私たちもできます。』

 

確かにそうかもしれません。

保育士として経験もある。

障がい児の加配にも付いたことがある。

 

固有覚や前庭覚へのアプローチ、感覚鈍麻や感覚過敏のお子様へのアプローチと感覚統合・ボディーイメージの発達・絵本・集中力・追視運動・五感体験(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚情報)とアプローチ、数と概念の一致、平仮名への興味の引き出し、自発性、自立心、情動の発散、失敗と成功の体験、特性に合わせた声掛けや言葉がけ・・・・

 

 

保育士さんが腰を据えて取り組み、専門の学びを深める事ができれば、

今子どもたち1人1人の発達に合わせた日々の療育も、ある程度は組み立てて頂けるはずです。

 

(そのためにGOKAN療育スタッフ研修があるのですから!)

 

ですがなぜそれではこの【GOKAN療育プログラム】の需要があるのでしょうか?

 

 

そこで

『支援施設(保育士さん)とGOKAN療育』学校の先生と塾の先生』 

に置き換えて考えてみることにしました。


■学校の先生・塾の先生

ここで、学校と塾の役割について考えてみます。

 

まずは塾の講師。

塾の講師は、決められた時間内で生徒にわかりやすく授業をすることで成り立っています。

 

限られた時間の中で、いかに学習効果をあげ、結果を出すか。

これが講師の目標です。

 

成績アップ志望校合格など、はっきりとした目標があり、それに向かって講義をする、

学習のプロフェッショナルです。

 

一方学校の先生も、成績アップや志望校合格を目指しますが

先生の仕事はそれだけではありません。

 

生活指導や部活動指導、進路指導や保護者との面談など、やることが山のようにあります

 

ホームルームや校外学習の付き添い、文化祭や体育祭の準備、家庭訪問などもあります。

 

そもそも、塾と学校の先生は目的や役割が違うのです。

 

学校の先生も塾の講師も、どちらも教育のエキスパートです。

 

その中で特に学習に特化しているのが塾なのです。

 

ここでいう

塾=GOKAN療育

学校=施設(保育士)と置き換えるとわかりやすいかもしれません。

 

 

学校=施設さまでも現状子どもたちに対する働きかけは行えている。

 

しかし、それだけではない、ほかの業務も山のようにある。

 

そんな中、

塾=GOKAN療育という、療育に特化した目線を取り入れる事で、

より子どもたちの日々の発達の充実を図ることができ、

現場スタッフの皆様も、療育に心悩ませる事なく、毎日の業務に安心して取り組む事ができる。

 

これこそがGOKAN療育プログラムの役割の一つなのです。

 

 

ある施設管理者さんがこうおっしゃいました。

 

「スタッフが寝る間を惜しんでがんばったら、もしかしたら療育は出来るかもしれません。

しかしこの療育を一人一人のお子様に合わせ、考え、組み立て、ワークとして実行する時間と労力が現状誰もとれないんです。

 

とても毎月提案頂いているようなワークと同じような働きかけを考え、組み立て、行えるのかというと、それは不可能なんです。

 

でも『だからできない』では済ましたくない。

 

子どもたちのためにできる事はプロの手を借りてやっていこう、そう思って依頼させて頂いています。

 

そしてこの選択は大正解でした。

 

『療育』という一つの分野をプロが入ることで

スタッフ全員が、一人一人のお子様の課題や狙い等、私達では日々の業務に追われ

見逃していた気付きをワークを通じ先生と共有出来る事で、気持ちの余裕も生まれ、

生き生きとそれぞれの仕事に取組むことができているようです。

 

子どもたちとのコミュニケーションも、毎月のGOKAN療育ワークを軸に働きかけることで

それぞれが明確な目的をもって関われている、というスタッフの自信にも繋がっています。

 

現場のみんなが楽しそうでなによりです。」

 

 

 

 

スタッフの皆様が、無理なくそれぞれの役割をしっかりと実行できる環境作りは

施設を利用者する子どもたちや、保護者にとっても必要不可欠です。

 

利用者、保護者、そして何より日々一生懸命尽力されている現場スタッフの皆様の

より良い環境作りに、GOKAN療育をお役立てくださいね。

 


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