家庭でできる簡単療育♪/「見る力」を養う遊び②

■発達障がい・肢体不自由児、運動、追視が苦手なお子様向き

身体や発達、感覚に偏りが見られるお子様は、手指を使った動作や、手元をよく見れていない事によって、動きの制限、学習障がい等、様々な生きにくさを感じています。

 

今回の「家庭でできる簡単療育♪」は、ご自宅にあるものを使って手元に注目、集中する力を育む遊びのご紹介です。

 

 

■用意するもの

  • 洗濯ネット
  • 大きさ、形、手触りが明らかに違うネットに入りそうなもの2,3個。

 ※写真はペン、積み木、スポンジです

 


■方法
【ステップ1】
  1. 2つのアイテム(例えばペンとスポンジ)を見せてから「この2つをネットにいれるね」と伝えてから、目の前で2つともネットに入れます。
  2. お子さまの手をネットに入れさ、「スポンジください」というように手元を袋の上からよく見せ確認を促しながら、手の感覚と合わせてスポンジを取り出させます。
  3. 2つで慣れてきたら3つ、4つと増やして楽しみます。おたがいにやり合っこしても楽しいです!
手元が隠れてしまうことに不安を感じるお子様もいらっしゃいますので、お子さまの様子をみながら無理なく、楽しみながら進めてください

※筋緊張やアテトーゼが強いお子様であれば、大きめのボールの中に2種類素材の異なる掴みやすい形状の物を入れる形だと楽しめると思います。(やりすぎは緊張を高めますので注意しましょう)

【ステップ2】

■用意するもの

  • 洗濯ネット2まい
  • 大きさや形等が異なる同じ物を2、3種類、それぞれ2つずつ。

 

■方法
【ステップ2】
  1. 用意した2枚のネットの中それぞれに2つずつある同じ物を1つずつ入れます。
  2. お子さまの手をそれぞれネットに入れさせ、「○○をください」(例えば丸をください)というように手元を袋の上からよく見せ確認を促しながら、手の感覚と合わせて左右のネットから丸を取り出させます。写真は大きさも素材も同じ積み木なので少しはじめは難しいので、同じものが2つ用意できればステップ1のスポンジやペンなどからスタートしましょう。


慣れてきたら、ネットを2重にしてさらに見づらくし、チャレンジするのもおすすめです!

 

是非毎日の遊びに取り入れてみてくださいね!