脳性麻痺オシャンティー男子との暮らしで思うコト/キャップより頬かむり

我が家の脳性麻痺オシャンティー男子17歳。

どうも近頃チョイスが見た目より機能性重視だ。

 

  • デニムよりスエット
  • ボタンシャツよりTシャツ。
  • キャップより頬かむり

 

あかん。

 

それじゃあ、あかんと。

 

 

恋やな。

恋してないな。

 

 

めくるめく17歳ではないか。

 

私が17歳、18歳ごろなんてまだまだバブルの余韻も残る時代。

 

ルーズソックスにエルロデオ。

ひざ上15センチでひらめく制服スカート。

彼氏選びは、車をもっているかどうか、

何の車に乗っているとかなんとか。

 

イケてる女子たちと過ごす放課後。

そんな女子とプリクラ撮って、プリクラ帳に集めることがステータス。

 

そんな時代ではなかったではないか?

 

なのに

 

ーキャップはずれるから頬かむりがいい

 

 

 

 

 

あかん!

あかんよ!

 

 

とりあえず、髪型はアンシンメトリー。

本人も気に入った。

 

よし、クリア。

 

私のサングラスはどう?

 

とかけると・・

めっちゃ似合うやん!

 

 

「清水翔太みたいやん!もう、買ったばっかりやけど君にあげるわな!」

 

テンションアゲアゲの母に向かって一言彼は、こう言った。

 

 

 

ーいらんわ。ずれるし。

 

 

少年よ、大志を抱け。

 

夕方のひんやりした風が、親子の間をすり抜けていったのだった。

 

 

 

 似合うって~(まだいう(笑)