
■初めまして!就学支援クラススタート
今年4月からスタートさせていただくことになった発達支援センター【クリエバ】での就学支援クラスは、毎月1回火曜日と木曜日、2クラスです。
それぞれのクラス、各4名ずつの計8名のお子様たちと「初めまして」の出会いとなりました。
予めお子様たちとお会いする前に
- 障がいの診断の有無
- 現在見えている課題
- お子さまの性格
- 家庭環境
- 保護者がお子様に対して望んでいる事etc…
施設スタッフさんとお子様の情報を確認、やり取りを行わせていただいておりました。
しかしとにもかくにも、お会いしなきゃ始まりません。
そして…来ました来ました!二人の元気いっぱいの男の子と女の子です。
第一印象がまず勝負!
- お子さまの目線にしゃがみ※
- 笑顔いっぱいに
- 大きく、それから少しゆっくり話す。
- それからハイタッチ!
視覚と聴覚から「ここはあなたをとても歓迎している。」事を伝え、『ハイタッチ』でパーソナルスペースがお互いにぐっと近くなり、肌と肌が触れ合うことで自然と緊張がほぐれます(^^)
※目を合わせる事が苦手なお子様もいらっしゃいます。その場合は優しく触れたり、斜め後ろからそっと語り掛けると良いですよ。
ですがこの時、私が手にしているものがあります。
それは黄色のかわいいアヒルのパペットです。
見ず知らずの人といきなり触れ合うのは誰だって緊張するし、抵抗を感じる物。
ですが相手が可愛いパペットなら、子どもたちも安心して自らタッチしに来てくれる事が多いのです。
(特に黄色いものは、『集中する』という力をカラーが持っています)
パペットは月例問わず、お子様とのコミュニケーションツールとしておススメですよ^^)
(パペットを怖がってしまうお子様もいらっしゃいます。その際は決して無理強いはせず、お子様のペースに合わせてあげましょう)
■それぞれの『楽しい』を見つけてゆく


年齢は同じでも、性別も、好きな遊びも、興味があるものも、苦手なことも、それぞれ違うお子様たち。
そんなお子様それぞれが持っている力を引き出し、能力として伸ばしてゆく方法。
それは、子ども達の『好き!』を見つけることから全てが始まります。
身体を動かすことが好き。
物を触ることが好き。
匂いを嗅ぐのが好き。
描くことが好き。
作ることが好き。
なんでもいいんです。
例えば『身体を動かすのが好き。』なお子様で、
課題は『人の話を最後まで聞く。』だとします。
単純に「人の話を最後まで聞きなさい。」と伝えるよりも
『最後まで話を聞いたら面白い遊びが出来る』
という経験を積んだほうが、分かりやすいし無理がありません。
何よりも本人の意欲が違います。
頭で理解させるのではなく、経験として理解させる。
それには『楽しい!』や『好き!』の力が必要不可欠です。
誰だって、楽しくない事なんてしたくないですし、「次もやってみよう!」とはならないですものね!
子どもたちの中にある『好き!』からアプローチをかけてゆく。
第1回目の4月は、そんな子どもたちの中にある『好き!』を見つけるワークなのです。
■上半期「狙いと目標設定」

ワークを通じ、それぞれのお子様の様子をみさせていただいたところで、ワーク終了後は施設スタッフさんと意見交換を行わせていただきました。
私自身、そしてスタッフさんが感じた事や課題、新たな気づきなどをシェアさせて頂きながら、それぞれの今季前半の目標設定を行います。
保護者の皆様のご希望(友達と遊べるよう、こけないように、話しを最後まで聞けるように、切り替えがスムーズにできるようになって欲しいetc…)に対する狙いもしっかりと組み込み、毎回のワークをより実り多い時間となるようにスタッフの皆様と情報をシェアさせて頂くことを何よりも大切に思っております。
※写真は4月が旬、タケノコの香りを嗅いで「くっさー!!」と叫んでいるお子様たちです(笑)


一人一人が持つ『キラキラしたところ』それをいち早く見つけ、関わる大人みんながそれを認め、褒める。
出来ない事を正す前に、今できていることを伸ばしてゆく。
人は認められて初めて『もっとやってみたい』『もっとこうしたい』『こんな事も出来るかもしれない』そんな感情が生まれてきます。
これから1年間ワークを通して、そんなお子様の『キラキラしたところ』を安心して出してもらえるような場所作りを、クリエバスタッフの皆様と作り上げてゆけたらと、今からとても楽しみです!

皆様の施設でも【GOKAN療育プログラム】を取り入れてみませんか?
ご質問・お問い合わせなどお気軽にお問い合わせください。