保護者様との茶話会レポート

■心の声が知りたい

去る3月某日。

大阪市内のあるマンションのレンタルスペースで

ある療育園に通園されている11組の保護者とお子様にお招きいただき、交流会も兼ねた茶話会で約3時間お話しさせて頂いて参りました。

 

みなさまお綺麗な方ばかりで驚いてしまいましたが、それは考えてみればもっともです。

 

だってホームページだけ見て『織恵さんに会いたい!』

 

そう思い切ってご連絡いただくだけの行動力をお持ちな皆様なのだから!

 

はじめましての挨拶と簡単な自己紹介の後、事前に取りまとめて頂いていた質問にお答えしてゆく形で

心をこめてお話させていただきました。

 

 


■質疑応答例

保護者様からのご質問

  • 療育と幼児教育の違いは?
  • 療育の中で子どもに合う遊びの見つけ方が分からない。
  • GOKAN療育プログラムを通じてどのような効果を感じられますか?
  • 障がい児ママとして仕事との両立はどのようにされていますか?
  • 息子さんと娘さんの関係性はどうですか?接し方などで苦労されたことはありますか?
  • 脳性麻痺の息子さんの18歳以降の人生の送り方を教えて欲しい。

こんなにも沢山の質問を投げかけて頂けて、とっても嬉しかった!

 

本当であれば、一つ一つにゆっくりと時間をかけてお話させて頂きたかったのですが

なかなか時間的には難しくなってしまったことに歯がゆさを感じるほどでした。

 

そんな中で今回お答えさせていただきました例を1つご紹介させて頂きますね!

 

 

 

 

 


Q.療育の中で子どもに合う遊びの見つけ方が分からない。

 

A.枠を決めないことが大切です。

月例や年齢、また目の前の子どもの発育状況に実は一番とらわれているのは私達大人なんです。

『きっとわかっていない』

『こんなことをやって意味なんかあるのか?』

『まだ月例で見ても早い』

 

確かに子どもたちから発信がなかったり、何かを働きかけても分かりやすい反応が返ってこなければ

私たちは「ああ、まだ分からないんだ」と感じてしまいます。

 

ですが、それは違います。

言葉がうまく出ないだけで、分かりやすい表情を作れないだけかもしれません。

 

もしも私たちが今急にこの心のまま言葉を失い、表情も失ってしまったら

自分の考えや感情をどうやって伝えますか?

 

本当はこんなに考えているのに、本当はこんなに言葉を投げかけたいのに。

 

見た目や自分の経験値だけで、

子どもたちの可能性を決めつけないことは、障がいや発達に偏りが見られるお子様にとって

とても大切なことです。

 

 

まずは私達大人が勝手なフレーム(枠)を作ってしまっていないか?

そこを見つめなおすことから始めてみてはいかがでしょうか?

 

例えば息子と過ごす中でこれは役に立った、将来必ず役に立つ、というものがあります。

それは

・文字が読める事

 

今7歳の長女は2歳0か月で平仮名がすべて読めました。

自慢ではなく、文字に興味さえ持つことができたら2歳でも読めるようになることを、私は知っていたからです。

 

言葉を上手く操れない子どもたちにとって、自己表現の手段の一つとして

文字が早い段階から読めるということが、どれだけ自己の世界を広げることになるのか。

 

考えただけでワクワクしますね!

 

そこで平仮名の教え方を一つご紹介します(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 


■おすすめ!平仮名の教え方

  1. お子さまの名前のなかでもっとも簡単な一文字を選びます。(例えば「し」等)
  2. お風呂に「あいうえお」表を張ります。
  3. 決めた1文字をお風呂に入るたび指で押さえ「し、だね」と、選んだその文字ばかり示してみせます。
  4. 絵本や町中の看板、ナンバープレートなどで「し」が見つかれば「こんなところにもしがかくれんぼしてるね。」など楽しみながら示しましょう。
「し」がお子様の物になれば、
「し」を自分で見つけたら視線や指差しなどで示してくれるようになりますのでそれまで根気よく続けます。

(平仮名カードを2枚ならべて「し、はどっちかな?」など聞いてみてもいいですね。

ですが間違ったとしても残念がったり、ため息をついたりしてはいけません。

子どもは期待に沿えなかったとがっかりして、文字を学ぶことが楽しめなくなります。

あくまでも楽しい遊びの一環として働きかけてあげましょう!)

 

子どもからの反応の読み取りが難しい場合は、『1か月間』など期間を決めて集中して教えてあげると良いですよ(^^)

 

一文字でも読めるようになれば、どんどんと知りたくなるものです。

初めは身近な家族やお友達や先生の名前などから始める事をお勧めします。

 

大切なのは楽しむこと!!

 

親子のコミュニケーションの一環として『まだ早い』など思わずに、ぜひ初めてみてくださいね(^^)

 

※交流会保護者様とのやり取りより。

 


 

今までの体験やノウハウを惜しみなくお伝えさせて頂く時間。

 

また母として、妻として、一人の女性としての心とどう向き合ってきたのか?

 

少しでも皆様の毎日に役立てて頂くことが出来ましたら幸いです♪

 

次回は、今回の交流会でいただきました保護者の皆様からの感想にお答えさせて頂きながら

当日の様子をご紹介させて頂きます。

 

どうぞお楽しみに♪

 

GOKAN療育プログラム

畠山 織恵