成功者だからじゃなくて

 

今年の6月で、【GOKAN療育プログラム】は4年目を迎える事となりました。

 

「療育」という言葉も、スタート当初から比べれば、

保護者や支援施設にも広がり、

 

皆様にとって

より身近なものとなった事を、嬉しく感じておりました。

 

 

 

そんな中、ある保護者から先日、こんなメッセージを頂きました。

 

『いつもブログや療育の記事、楽しく拝見しております。

 

私の娘も畠山先生の息子さんと同じ、脳性麻痺で今年4歳になります。

 

先生の障害を持った子どもたちに対する素晴らしい働きかけを知り、

今私が娘にできる事があるということに驚きと喜び、

そして今まで受けてきた療育に対する戸惑いも感じています。

 

先生が息子さんに行ってこられた働きかけをもっと知りたいです。

 

きっと素晴らしい息子さんなんでしょうね!』

 

このメッセージに、私はこう返信させていただきました。

 

「とんでもございません。

この療育プログラムは、半分は私自身の後悔から生まれたようなものです。」

と。

 


■成功してきたからじゃない。

 

スタートして丸3年。

【GOKAN療育プログラム】が生まれたきっかけは、

 

今年18歳になる脳性麻痺の息子との日々の暮らしの中で気が付いた、

 

私たち親子が共に18年生きて、見て、感じ、痛感した、

 

障がい児と保護者それぞれが自分らしく生きていくために

「是非知っておいて欲しい事」を、

 

悩み、迷い、苦しんでいるお子様やお母さまへ

 

私達親子、約18年の『経験や体験』

あちこち足を運んで学んだノウハウ。

12年乳幼児能力開発事業で培った知識や技術をお伝えすることで

少しでも皆様の毎日の笑顔に役立つことが出来れば・・・

 

そうして

『五感を通じてのリアルな体験』を体感できる

オリジナル療育ワーク【ベビママケアプログラム】(現在のGOKAN療育プログラム)を立ち上げたのが始まりでした。

 

 

そう。

このプログラムは「成功例」だけを集めたものではないのです。


■あんな事も、こんな事もしてあげれば良かった。

息子との生活も10年目を迎えた8年前の5月。

 

新しい家族が一人増えました。

 

今も私達家族にとって太陽のような存在、長女の誕生です。

 

私は彼女の成長を通じて、ただただ衝撃を受けるばかりでした。

 

『え?1歳ってこんな事するの?』

『うそ!2歳ってそんなことまで考えてるの?』

『わお!3歳ってそんな疑問に感じてるの?』

 

自ら発信ができなかった長男と、発信ができた長女。

 

 

彼は言葉を上手くコントロールできなかっただけで

本当はあんな事も、こんな事も感じていたに違いない。

 

聞きたい事も、知りたい事ももっとあったはずなのに、

私はそれに気が付かずに、今の今まできてしまった。

 

 

私は

なんて申し訳ないことをしてしまったのだろう・・・

 

 

長女の誕生をきっかけに、今まで全く気が付かなかった

障がいを持つ息子が不足してきたもの全てを、私は初めて知ることになりました。

 

 

 

長女の成長を見守る日々。

そのころから私の心の中に、

こんなキーワードが浮かんでは消えていくようになりました。

 

 

『もっと色んな事を体験させてあげたら良かった。』

 

それは彼に対する【後悔】そのものだったのです。

 


【GOKAN療育プログラム】は、よくある成功体験やhow-to本ではありません。

 

『これさえやっておけば東大に入れる。』みたいなものでもありません。

 

 

【GOKAN療育プログラム】は

私達が経験・体験して成功したことだけでなく、

 

息子に「本当は経験させてあげたかった」

そんな後悔から生まれた事柄や

 

お母さまや施設スタッフの皆さんに

「是非、今知っておいて欲しい(知識・ノウハウ・心・コミュニケーション等)」事柄、

 

療育の観点からお伝えできる「将来役に立つ働きかけ」などを集約させたものを、

 

毎月の療育ワークや

スタッフ研修に盛り込み、皆様にお渡しさせて頂いています。

 

 

成功したからお届けしたい情報ももちろん沢山あります。

 

ですが、同時に

  • 「あの時もっとこうしてあげれば良かった」
  • 「こんなこともさせてあげたかった」
  • 「こんな風に話してあげられたら良かった」

そんなエッセンスも盛りだくさん組み込ませて頂いています。

 

今を振り返ったときに後悔をするのではなく、

  • 「色々な経験をさせてあげてきた!」
  • 「充実した日々を子どもと過ごせた!」

一人でも多くの保護者や施設スタッフの皆様へ、私たちの経験や学びをお伝えすることで

障がいをもつお子さま、お母さまにも

自分らしい、活き活きとした人生』を選択してゆける。

 

そんなきっかけとして、

この【GOKAN療育プログラム】を役立てていただくことができれば嬉しいなと思っています。

 

 

お子さまや保護者の皆様、現場スタッフのみなさまの笑顔を見るたび

私はそんな気持ちでどうしても嬉しくなるのです。

 

 

 


■LINE@始めました。

 

 

皆様とより近い距離からコミュニケーションを行わせていただく為

今回LINE@を始めました♪

 

お問い合わせフォームでは質問しにくかった事柄や、ご要望などお気軽に直接やり取りさせていただけます。

どんどんメッセージお待ちしております(^^)

 

是非LINE@もご登録頂きましてご活用ください!

 

まだまだ勉強中の私と息子ではありますが、経験者として、また療育に携わる者として

お役立ていただけそうな情報をこれからも発信してまいります。

 

引き続きご覧頂けましたら幸いです。

 

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