家庭でできる簡単療育♪/「見る力」を養う遊び①

■発達障がい・肢体不自由児、運動、追視が苦手なお子様向き

『顔を動かさないで、目だけ動かせるかな?』

 

この意味が理解できるお子様であれば、紙とペンとシールさえあれば、簡単に取り組める

追視、ボディーイメージの発達を促すお家遊びです。

 

追視能力が発達すると…

  • 文字を目で追いやすくなるので、文字の読み間違いが減る。
  • 動くものを捉えやすくなるので、運動能力がアップする。
  • 空間認知がしやすくなるので、人や物とぶつかりにくくなる。
  • 見たいものを見れるようになるので、意欲的になる。
  • 自分の身体と上手く付き合えることで、活動や行動が楽しめる様になる。

など、子どもたちの日頃の生きやすさに大きく影響する事が分かっています。

是非子どもたちにつけてあげたい能力ですね!

 

 

 

■用意するもの

  • A4サイズの紙(自由帳などが持ちやすいです)
  • 太マジック
  • ペンや鉛筆、棒。
  • お子様の好きなキャラクターシールやペンキャップ
■方法
【ステップ1】
  1. 図のように紙いっぱいに丸をマジックではっきり書きます。
  2. 「ペンの先のクリオネちゃん(今回はクリオネをチョイスされたので)を目だけで追いかけてね」と声をかけ、お子様が好きな歌を口ずさみながらゆっくりと円のトップ(12時場所)からシールやキャラクターを円に沿わす形で動かしていきます。
  3. お子さまの目がシールやキャラクターをしっかりと追えているようであれば、反対周りも同様に行います。
  4. 反対も目でしっかりと追えていることが確認できたら、次は少しスピードアップし、2周なぞりましょう。
  5. 同様に反対周りも2周行います。
  6. 徐々にスピードを早めていき、目標10秒間に20回転を目指します。(反対も同様に)
地味な作業に見えますが、実は大変な眼球運動と集中力を必要としますので、
  • 1日に一回まで
  • お子さまの様子をみながら無理なく、楽しみながら進めてください。
おたがいにやり合いっこしても楽しいですよ(^^)

 

 


【ステップ2】

 

円運動に慣れてきましたら、次は波線にチャレンジしましょう!

初めはゆっくりと左から右へ。そして右から左に戻ります。

 

これをワンセットとし、先ほどと同じ要領で楽しく歌を歌いながら目標10秒間に10往復チャレンジしましょう♪

 

慣れてきたら、もっと複雑なギザギザした形なんかもお勧めです。

 

もちろん無理なく、楽しく行うことが最も大切ですよ(^^)

是非ご家族で楽しんでみてくださいね!