豊中市放課後児童デイサービス【Primo】3月ワークレポート

3月18日土曜日。

定期ワークを開催させていただいております、

大阪豊中市放課後児童デイサービス『Primo』さんへ

【GOKAN療育プログラム】3月ワークをお届けにあがりました

 

 


■絵本の世界から始まる体験ワーク

春野菜の代表選手といえば、『かぶ』もその一つですね!

 

そこで今月は『かぶ』を心行くまで感じて頂けるよう、絵本『おおきなかぶ』の世界へ

11名のお子様と一緒に出発することにしました。

 

絵本の途中でも掛け声をみんなで練習して、イメージもばっちり出来上がったころ

おおきな『かぶ』が登場!!

 

「ねえ!みんなもこの大きなかぶ、抜いてみない?

一番初めにお手伝いしてくれるのは誰かな?」

 

すると、いつもはちょっぴり恥ずかしがり屋のTくんがなんと一番に手を挙げてくれました!!

 


■『やってみたい』を育みたい

同じような障害や特性を持つ子どもたち同士、それぞれ一人一人が活躍できる場がある。

それは子どもたちにとっての大きな安心感と同時に、積極性を育みやすい環境の場であるとも言えます。

 

今は出来なくても、同じ環境の仲間が頑張っている姿や活躍している姿を見る事だけで

子どもたちの心に『勇気』や『意欲』が生まれてくるのです。

 

それは一般の幼稚園や保育園、地域の学校生活の中では育みにくい感情でもあります。

 

しかし、同じ障害や特性をもつ仲間同士の中では違うのです。

だって、同じじゃない!!

 

だからでしょうか。

子どもたちのこの表情!!

 

「〇くんが■ちゃんを引っ張って、うんとこしょ、どっこいしょ!

まだまだかぶは抜けません。

そこで■ちゃんは△くんを呼びに行きました…」

 

どんどん連なって、みんなで協力して、みんな一生懸命それぞれの方法で前のお友達を引っ張ります!

 

 


そしてついに、最後のお友達もそろった11回目の

「うんとこしょ、どっこいしょ!」

で、すぽーん!

 

やっとかぶは抜けました(^^)

やったー!

 

嬉しそうに笑っている子もいれば、びっくりして泣き出しちゃった子。

もっとやりたかったなと残念そうな子。

 

反応は様々です。

でも、それが良い。

 

感情は様々あって良い。

正解も不正解もなくて、自分とは違う感情があることをワークを通じ知る、これも大切な経験なのですから。

 

 

 


■本物を体験

 

絵本「おおきなかぶ」の世界を体験したら、次は本物の「かぶ」を五感で感じてみよう!!

 

 

見る・聴く・香る・触る・舐める


 

感じる力の強い子どもたち。

 

優しいかぶの手触り、少しひんやりとした感触、ちょっぴり甘い香りにしばし浸って、

もうそこまで来ている春を

五感でたっぷりと感じ取っていただけたのではないでしょうか(^^)

 

 


■命が芽生える春

暦でも3月は春のスタート!

春は土の下でじっと眠っていた草花が芽吹き、新しい命があちらこちらで目にする季節ですね。

 

そこで今月の制作は「春・命」をテーマに、お子様たちと種から花が咲くまでを、制作で表現。

 

種が膨らみ、芽が出て、すくすくと成長し、葉が付き、つぼみが付き、花が咲くまでの過程を楽しみながら作品として制作してゆきました。


出来あがった、色とりどりの花・花・花!

一人一人の作品を、歌に合わせて発表し、みんなに紹介するよ!

 

自分の番はまだかな?!

待ちきれないね(^^)

 

 

 

 



子どもたちが、自身の未来を信じ、歩いてゆく原動力。

それはありのままを受け止め、ありのままを認め、ありのままの自分を信じてくれる大人の存在です。

 

障がいがあるから。

この子はこんな子だから。

 

そんな決めつけが一切ない、ありのままで良いと言ってもらえる人や場所があること。

 

子どもたちはそれがあって初めて自身の人生を自分らしく歩き出すことができるのです。

 

 

知らない⇒『知ってる!』へ。

分からない⇒『分かる!』へ。

できない⇒『できる!』へ。

 

全ては体験と経験から生まれます。

 

自分を知り、自分を信じる力を育む【GOKAN療育プログラム】

 

4月ワークもどうぞお楽しみに!!