家庭でできる簡単療育♪/五感で療育!

■五感で遊ぶ

今回ご紹介させていただく『家庭でできる簡単療育♪』は、

どんな月例のお子様でも楽しめる、とてもシンプルな療育です。


 

 【用意するもの】:身の回りにあるもの全て。

全てを五感で体感してみる。
今、身の周りにある食材(野菜や果物)、コップ、紙、積み木、タオル…
また、お散歩時に見つけた花、草、土、木、木の実、葉っぱ…
それらをとりあえず
『見て、聞いて、香って、触って、舐める』※必ず安全に配慮して行ってください。
以上です!
「なんだそれ~!」
とは言わないでください(^^)
なぜなら五感で感じることは、脳の成長にとって、なくてはならない大切な経験なのですから!
身体や発達に障害を持つ子どもたちは、私たちが乳幼児期当たり前に体験してきた
『見て、聞いて、香って、触って、舐める』
この一連の体験を経験出来ていない可能性が、非常に高いのです。
この五感で感じる経験は、
全ての『物の成り立ち』『物質的な理解』を深めるだけでなく
自分自身の『動きや行動』感覚的に理解しコントロールしてゆく(ボディーイメージ)為に、
とても重要な役割を担っています。
様々な障害によってその時できなかった事を、
今もう一度、遊びの一つとして体験させてあげるのです(^^)

【例】今目の前にレタスがあるとします。
・これはレタスだよ。⇒視覚
・ここは薄い緑、こっちは濃い緑色だね。⇒視覚
・冷たいね。パリパリしてるね。⇒触覚
・ここは固いね。こっちはやわらかいね。⇒触覚
・香りをかいでみよう。くんくん。⇒嗅覚
・(ちぎってみたら)どんな音がするのかな?⇒聴覚
・あ!ちぎったら香りが強くなった(変わった)ね!⇒嗅覚
・なんだか水が出てきたね。⇒触覚
・舐めてみよう!(苦い、辛い、甘い、酸っぱいねetc)⇒味覚
大人と一緒に体験し、それぞれを表現する言葉(冷たい、硬い、ふわふわ、くさい、甘い香り等)を
体験と合わせて知ることで、子どもたちの中へ『生きた語録』として蓄積されます。
その体験は今後の人とのコミュニケーション力の場で、確実に子ども達を助ける
素晴らしい体験となるでしょう!
さあ、何も買い足す必要はありません。
今目の前にあるもので、ぜひ五感体験させてあげてくださいね!