大阪市西成区児童発達支援センター【クリエバ】2月ワークレポート②

■世界を広げる

前回に引き続き、発達支援センター【クリエバ】2月ワークのレポートです。

今回は【知育】と【食材から感じる五感体験】についてお伝えさせていただきますね!

 

 

前回は『だるまさんがころんだ』による『動的』な動きを取り入れたところまでお話しました。

今回は『静的』な平仮名ワークです。

 

【GOKAN療育プログラム】オリジナルのあいうえお表で、

『あいうえおのうた』をうたからスタート!

【今月の仲良し平仮名ワークの狙い】

 

・文字の認知

・文字への興味

・発語力

・表現力

・発想力

・想像力

・集中力

・自発性

・コミュニケーション能力

 

 

 

繰り返しによる安心感や、直前までの働きかけの切り替えにも歌はとても効果的です♪

 

直前まで全身で動き、(だるまさんがころんだをしましたよ!)

情動を発散しているので、座っても集中できています。

 

すっかり歌いなれた歌なので間違える心配もなく、みんな安心して大きな声で歌ってくれました!

 

感じる力が強いお子様には、この安心感がとても大切なポイントになります。

 

 

平仮名に興味を持ち、文字や言葉が読める。

そのことがどれほどの子どもたちの心に『自信』という灯を灯すことでしょう。

 

今月の仲良しひらがなは『け』

『け』が付く言葉をみんなで考えてます。

 

「けむり!」

「けむし!」

「けらい!」

 

想像したり、イメージしたりすることが苦手なADHDなどのお子様にも、スタッフさんが助け舟。

言葉で伝え、文字で書きだし、視覚と聴覚から確認アプローチ。

 

自分が伝えた言葉が表へ加わることもまた悦びとなり、小さな、でも確かな自信へと繋がっていきます。

 

 

 

 

一文字でもいい、心に響く文字を探す。

 

それを積み重ねることができれば、子どもたちの未来はさらに大きく広がるはずです。

 

 

 

 


■五感で感じる。


今月の季節の食材は『白菜』

 

めくって、ちぎって、芯の所を折ったらいい音がするね!

 

「あー!いい匂いがする!」

 

そうだね!

香って、感じて、本物を知る。リアルを感じる。

 

口内の感覚過敏のために偏食になりがちなお子様も、こうした食材ワークを体験後、

その食材が食べられるようになったお子様が多くいらっしゃいます。

 

その場の楽しい空気から

子どもたちの「やってみようかな」にスイッチが入るのかもしれませんね♪

 

 

 

 

思い切り白菜を感じた後は、白菜を使った制作へと取り掛かりました。

 

白菜に好きな色の絵の具を選んで、ぬりぬり♪

上から紙で抑え、移します。

 

 

感覚過敏、感覚鈍麻なお子様へアプローチしています。

固有覚のバランスをとる視点でも取り入れています。


感動したのは、Tくん。

 

いつもどんな時も青色を選んでいたTくんが、今回初めてオレンジ色を選んだこと。

 

こだわりが強く出るお子様は、それがあると安心できることで繰り返し同じ行動をとったり、

「いつもと同じである」を選びます。

 

 

しかし裏を返せば、それしか楽しめない、それしか知らない。

 

ということが言えるのです。

 

そんなTくんが今回いつもと違う色を選べた。

これは、Tくんの世界が一つ広がったということなのです。

 

 

 

 


カラーセラピーの目線から見るとオレンジ色は『人と繋がる』という意味があります。

 

Tくんの気持ちの中で、何か変化があったのであれば嬉しいなあ!

 

 

これからも

楽しい!嬉しい!できた!やった!

を積み重ねていこうね!!

 

クリエバ様ワークは毎月第一木曜日です。

 

 


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