
■タッチセラピーからワークへ
本日は大阪市西成区児童発達支援センター【クリエバ】さまへGOKAN療育プログラム2月ワークをお届けさせていただきました。
今月からワーク前に『タッチセラピー』がスタートします。
■タッチセラピーとは…
感覚機能である『固有覚』(筋肉の使い方)と『前庭覚』(全身の傾きなどのバランス)を整える『感覚統合』を行う一つの方法です。
子どもたち自身にも楽しんでいただきながら
『感覚過敏』のお子様には、リラックス効果やコミュニケーション、信頼関係を深めるetc
『感覚鈍麻』のお子様には、感覚の覚醒、衝動を抑える、コミュニケーションetc
等の効果が期待されます。
今月からはどの施設さまでも、お子様お一人お一人とタッチセラピーを行わせていただき、体と心のコンディションを整えたのち、より最適な状態でワークをスタートさせていただくようになりました♪
※3月より募集が始まる【施設研修】でもタッチセラピーについてお伝えさせていただきますので、詳細はお問い合わせくださいませ。
■最初の第一歩!

今月の絵本は『ばばばあちゃんシリーズ』の一つ『あめふり』です。
「おはなし、おはなし、パチパチパチパチ。うれしいはなし、たのしいはなし。。
しーしー、しーしー。しずかに聞きましょう」
この歌が始まると、どんなに騒いでいた子も静かに絵本に集中してくれる、魔法の歌です♪
ばばばあちゃんと子鬼とのやりとりに、子どもたちからは
「もっかい読んでー!」
とリクエストが出るほど!
そう!ではかみなりどんの歌遊びをして楽しんだら、だるまさんころんだ!しない?
■『だるまさんがころんだ』の狙い
・動作模倣
・即時反応
・リズム同期
・適応力
・バランス感覚
・自己コントロール
・コミュニケーション
・場の一体感
まずはスタッフさんとルール説明を実際に行って説明します。
そしてスタート!
最初の課題は
『最初の第一歩!』です。
さて、タイミングに合わせて飛び出せるかな?
一斉に掛け声を出して…
『最初の第一歩!』
うん!もう一回いこう!(笑)
もう一度、いくよー!せーの!
『最初の第一歩!』
「おおおお!できたー!!」
みんなでできた。
自分もできた。
場の一体感を子どもたち一人一人が全身で感じているのがわかります。
この積み重ねが、感覚バランスに偏りのあるお子様にとってとても大切な経験となるのです。


■「止まったらなんか楽しい」
「だるまさんがころんだ!」
その声に合わせて動いたり、止まったり。
発達に偏りがみられるお子様は
・ゆっくり動く
・急に止まる
等が苦手なことが多いので、「だるまさんがころんだ」はとても難しい遊びです。
もちろんできなくてもいいので、まずは
・こんな遊びがあるよ!
・止まったら楽しいよ!
そんな感覚を肌で感じて欲しいのです。
実際、回を重ねるごとに掛け声とともに体の動きを止められる回数も増え、ルールに近い遊びをみんなで楽しむことができましたよ♪
「楽しい!」
そんな遊びを介して、身体をコントロールしてゆく。
ボディーイメージをつけてゆくことは、もしかしたらどんなリハビリよりも時に効果があるのかもしれません。
これからも引き続きクリエバさんで取り組んでいただけると嬉しいです♪


次回は2月ワーク【知育】・【季節の食材と五感発達】についてレポートさせていただきます。
そちらもぜひご覧いただき、お子様との関わりにお役立てくださいね!
※クリエバワークご参加ご希望等詳細につきましてはクリエバ様までお問い合わせください。
